50代になると、はっきりした病気ではないのに
「なんとなく調子が悪い…」という日が増えてきます。
疲れ、冷え、眠りの浅さ、気持ちの揺らぎ…。
その多くは、女性ホルモン(エストロゲン)の低下が関わっています。
エストロゲン(女性ホルモン)の役割
エストロゲンは、女性の身体のほとんどを守る大事なホルモン。
自律神経、睡眠、感情の安定、血管、骨、代謝、お肌の潤いまでサポートしています。
だからこそ、このホルモンが減る50代は、体が揺らぎやすくなるんですね。
エストロゲン低下をやわらげる予防ケア
エストロゲンが減るのは止められませんが、しんどさを軽くすることはできます。
① 体を「冷やさない」
冷えると自律神経が乱れ、更年期の揺らぎが強くなります。
- 首・お腹・腰を冷やさない
- お風呂にしっかり浸かる
- カフェインは午後から控えめに
② 良質なタンパク質を意識する
エストロゲン低下=筋肉も落ちやすくなる時期。
筋肉が落ちると疲れやすく、代謝もダウン。
- 卵
- 豆類(大豆系)
- 鶏むね・魚
③ 腸を整える
腸は女性ホルモン・免疫・メンタルとつながっています。
腸が乱れると全身に影響。
- 乳酸菌+食物繊維
- 水分をこまめに
- 夜は温かいものを
④ 睡眠の質を上げる
エストロゲンが減ると寝つきが悪くなりがち。寝る前30分の習慣が大事です。
- スマホを見ない
- 照明を落とす
- 深呼吸をゆっくり
- 枕元にスマホを置かない
⑤ 軽い運動(特に下半身)
- スクワット5回
- かかとトントン
- 軽いストレッチ
⑥ 甘いもの・小麦・加工食品を減らす
“毎日→2日に1回”にするだけで体がラクになります。
⑦ 自分の「好き」「癒し」を取り戻す
ホルモンが揺らぐ時期はメンタルも揺れやすい。
好きな香り・温かい飲み物・深呼吸など、心を整える時間も予防ケアの一つです。
まとめ:50代の体は“今日の小さな積み重ね”で変わる
大きなことをしなくても大丈夫。
毎日の小さな習慣が、未来の体と心を守ってくれます。
次回は「体型・筋力・ぽっこりお腹」について深掘りします。

