昨日の午前中のサロンのお客様は、高校からの親友。
午後から予約がなかったので、その親友を誘って、近所のパン屋さんへ🩷
焼きたての香りに包まれながら、親友と楽しい時間を過ごす…🥰
二人の会話には必ず決まって出てくる話題がある。
「高校の頃、もっと真剣に自分の未来を考えておけばよかったね」
あの頃は、将来のことなんて遠い世界の話で、
今を楽しく生きることがすべてだった。
あの時こそ“自分の人生”をどう生きたいか、
考えるべきだったと思うのです。
なぜ、それができなかったのか
――お互い、両親は「心の豊かさ」とは無縁の生き方をしてきたからだと思う。
汗水たらして働くことがすべてで、
「美しい」「幸せ」なんて言葉は、まるで現実を知らない人の言葉のように聞こえていた。
“そんなものじゃ生きていけないでしょ”
そういう空気の中で育った。だから、夢を語ることも、
自分の将来を描くことも、どこか恥ずかしいことのように感じていた。
あの時、見なかった未来を今、見ようとしている
今の自分たちは、その延長線の上にいる。
あの時、見なかった未来を、今になって見ようとしても、正直、不安のほうが大きい。
私たちがあの時、楽して進んだ道は、
のちのち「茨の道」と呼ぶにふさわしい…。
今の私たちは、その延長線の上に生きている。
あの時、見なかった未来の不安を、今も心のどこかでずっと抱えている。
それでも、“笑顔を選ぶ”という生き方
その不安を打ち消すんじゃなく、
バランスを取るように、日々の生活の中で“笑顔を選ぶ”ことをしている。
朝の光を浴びて「気持ちいいな」と感じる瞬間。
自然の空気に触れて、心がふっと軽くなる瞬間。
そういう小さな“ここちよさ”を見つけながら、
今日もなんとか立っている。
それが、今の私たちなりの強さなのかもしれない。
☕️ KOKOCHI note
人生には、間違いだったと思う選択もある。
けれど、間違いの中にしか咲かない花もある。
不安を抱えながら、それでも笑う――
あの頃の自分を責めるより、今の自分を育ててあげたい。
豊かさは、持って生まれた環境じゃなく、
“気づいた瞬間から育てていけるもの”だから。
今日も一日、自分に正直に、清々しく生きよう🌿

焼きたてパンの香りと、ちょっと苦い現実の話。


